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不動産用語集【不動産所得】

不動産所得/ふどうさんしょとく

不動産所得とは、土地や建物などの不動産を賃貸に提供したり、不動産に関連する権利を貸し出したりすることで得られる収入を指します。この収入は、賃貸料や使用料、ライセンス料などが含まれます。また、船舶や航空機の貸し出しによっても所得となる場合があります。

不動産所得の計算方法は、収入から必要経費を差し引いた金額が課税対象となります。必要経費は、不動産所得を得るために直接必要な経費であり、家事上の経費と明確に区別できるものです。具体的には以下のような主な必要経費が挙げられます。

固定資産税:不動産の所有者が地方自治体に支払う税金で、不動産の評価額に基づいて計算されます。
損害保険料:不動産の損害や災害に備えて支払う保険料で、火災保険や地震保険などが含まれます。
減価償却費:不動産の価値が時間とともに減少する「減価償却」を考慮した費用です。減価償却費は、税法に基づいて計算されます。
修繕費:不動産の維持や修繕に必要な費用を指します。建物の劣化や故障を修理するための費用が含まれます。

これらの必要経費を差し引いた残額が、課税対象となり所得税が課されることになります。なお、不動産所得の計算には地域ごとに異なる法律や税制が影響するため、確認が必要です。