【2023年9月前半】不動産投資家K編集部が注目!ニュース・サービスまとめ

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皆さん、こんにちは。9月半ばも過ぎて過ごしやすい日もあるものの、まだ厳しい残暑が続きそうですね。ただ今年はその暑さも手伝って梨やシャインマスカットなどは例年より甘いものやずいぶんと手頃な価格のものもあるようです。果物で秋を感じつつ、あと少し残暑を乗り越えましょう。

さて、今回も不動産投資家Kとその仲間たち編集部が気になるニュースやサービスをピックアップしてご紹介します。

目次

ネット・カーボンマイナス賃貸住宅の実用化に向けた実証実験を開始

雨天時でも約10日間の停電に対応可能

大和ハウス工業株式会社と大和リビング株式会社は、株式会社サンワとともに、サンワが事業主となる新築賃貸住宅「(仮称)エコンフォート前橋駒形」において、雨天時でも約10日間の停電に対応可能(※1)な、「全天候型3電池連携システム」を搭載した、ネット・カーボンマイナス賃貸住宅の実用化に向けた実証実験を、2023年12月27日より開始します。
※1. 水道、ガスが使える場合。
https://www.daiwahouse.co.jp/about/release/house/20230905133039.html(外部リンク)

注目ポイント

約10日間の停電に対応可能な「全天候型3電池連携システム」を採用

実証実験で採用する「全天候型3電池連携システム」は、太陽光発電システムとエネファーム、家庭用リチウムイオン蓄電池を大和ハウス工業が開発した「切換盤」で連携させることで、停電時の電力と給湯を確保するとともに、通常時の光熱費を削減するシステムです。「切換盤」を設置することで、エネファームで発電した電力を家庭用リチウムイオン蓄電池に蓄え、家庭内で使用することもできます。実証実験では、「全天候型3電池連携システム」を「(仮称)エコンフォート前橋駒形」の全戸に搭載し、各戸の入居者が日常生活で使うエネルギーや設備の稼働率、余剰電力量のデータを大和リビングとサンワが分析します。

カーボンニュートラルLPガスの採用

実証実験で採用するカーボンニュートラルLPガスは、原料採取から最終利用までのすべての過程で排出されるCO2を植林や森林管理などによる環境保全活動などにより差し引き、実質「ゼロ」とみなすことができるプロパンガスです。エネファームでのカーボンニュートラルLPガスの採用や太陽光発電システムの搭載などにより、一般的な賃貸住宅(※2)と比較して、CO2排出量収支を200%削減(※3)します。また、各戸に配置される分散型エネルギーのため、ガスの供給が遮断された災害時などでも個別に調査・点検を行うことで、都市ガスや系統電力に比べて相対的に早く復旧させることができ、防災にも配慮したエネルギーとして適しています。
※2. 国土交通省が公布した「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律」で定められた、平成11年基準相当の外皮と標準的な設備を有する建物。
※3. 一棟あたりの年間CO2排出量収支が14.91tからマイナス14.99tとなり、29.9t削減。国立研究開発法人 建築研究所が提供する「建築物のエネルギー消費性能計算プログラム」を利用した理論値であり、実際のCO2排出量は利用方法などによって変動。

ワンルーム不動産投資のお悩み解決に特化した「1R相談室」をスタート

不動産業界のイメージアップにつなげたい

ココロオドル株式会社は、2023年9月6日(水)よりワンルーム不動産投資に特化した「1R相談室」のサービスを開始します。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000117766.html
(外部リンク)

注目ポイント

1年で100件以上のサブリースに関するお悩み解決。成功率は91.3%

このサービスは、不動産初心者の多くが購入するワンルーム不動産に関する問題を、コンサルティングという形でココロオドルが詳しくヒアリングし、最善の解決策を一緒に考え、施策実行をサポート・アフターケアを行うものです。ココロオドルでは、「サブリリースドットコム」を運営していく中で数多くのワンルーム物件オーナーと出会い、悩みを解決してきました。「1R相談室」を通じ物件オーナーの力になることはもちろん、結果として不動産業界のイメージアップにつなげたいという想いから今回のサービスを開始しました。

独創的な空間設計を体感できるアパートショールームに新たにARを導入!

動画などのコンテンツを取り入れた体験型空間としてバージョンアップ

セレコーポレーションは、本社内ショールームの価値向上を目的に、AR(拡張現実)による体験型空間を新たにつくり上げ、来場者により詳しくアパートの魅力や技術力に触れていただく機会を提供します。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000008127.html(外部リンク)

注目ポイント

9月15日(金)よりARを活用した“体験型”ショールームに進化

セレコーポレーションの本社内には、「来て観て触って!」をコンセプトに、外観や2種類の間取りを再現したショールーム「セレ未来館」を設置しています。来場者はショールーム内にあるマーカーに、備え付けのタブレット(iPad)をかざしてARコンテンツを体験できます。ショールームの設備だけでは分からない魅力や情報に触れ、深く印象に残る仕組みを構築。コンテンツにはさまざまな動画や画像を採用し、“動きのある体験”を通してアパート全体の姿や暮らし方などをよりイメージすることができます。

外壁・界壁の断面模型を通して高い断熱性能を紹介

セレコーポレーションのアパートの構造や構法を紹介するテクニカルブースには、外壁と界壁の断面模型を展示。鉄骨造でありながら高い断熱性能を有する当社の技術力(ハイブリッド構法)を、ARと連携させて分かりやすく発信します。

「賃貸管理・オーナー動向データブック2023-2024」を発刊

1,000社を超える管理会社とオーナーに調査を実施し、独自に分析

全国賃貸住宅新聞社は、2023年10月16日(月)にデータブックの第7弾として、「賃貸管理・オーナー動向データブック2023-2024」を発行します。
https://www.atpress.ne.jp/news/368605(外部リンク)

注目ポイント

300以上のグラフや表を掲載

週刊全国賃貸住宅新聞が毎年実施している「管理戸数ランキング」参加の200戸以上を管理する企業1,093社から得た情報をさまざまな角度から分析。さらに不動産オーナー向けアンケート調査の結果や市場動向など、掲載したグラフや表は300以上。業界専門紙ならではの視点で丁寧に解説した賃貸管理市場の今をデータから読み解く1冊です。

ここでしか見られない独自アンケートを基にしたデータ

全国賃貸住宅新聞で作成した「管理戸数ランキング」を基に、管理戸数の対前年比増減状況や増加した理由、入居率、売上構成比など、1,093社分のデータを分析。店舗ごとや社員1人あたりの平均管理戸数を、管理戸数規模や地域別に示すなど、比較がしやすいように工夫。全国賃貸住宅新聞社の独自アンケートがベースになっているデータは、ここでしか見られません。

いかがでしたでしょうか。日々新しいニュースや便利なサービスが更新されていく世の中、これからも編集部目線で気になるニュースをお届けします。ぜひ皆さまの不動産投資にもお役立てください!次回もお楽しみに。

執筆者

不動産投資家Kとその仲間たち 編集部

数ある不動産やファイナンスに関するトピックスの中から、注目情報を皆さまにお届けすべく、元気に運営中です!ちょっとした土地や物件のお悩みから事業計画などお金に関することまで、お気軽にご相談ください。

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