不動産用語集【旧耐震基準】

1981年（昭和56年）5月31日までの耐震基準を旧耐震基準といいます。1981年6月1日から、それまでの内容を見直して新たに施行されたものを新耐震基準といいます。耐震基準とは、建築基準法や建築基準法施行令などによって定められた、建築物が最低限保有すべき地震への耐性基準のことです。

旧耐震基準では、震度5程度の中規模地震で倒壊・崩壊しないことを目標としておりましたが、1978年（昭和53年）の宮城県沖地震を機に、旧耐震基準では想定されていなかった震度5強以上の大規模地震を想定した新耐震基準に見直されました。

旧耐震基準の建築物は、住宅ローンや税金等の控除を受けられない場合があるので注意が必要です。その建築物が新耐震基準かどうかは、建築確認日が1981年（昭和56年）6月1日以降であることを確認すると良いでしょう。