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不動産用語集【所有権界】

所有権界/しょゆうけんかい

所有権界とは、土地の所有権が接する場所で、その所有者同士の所有権がぶつかり合う境界を指します。

これは私法上の概念で、個人の所有権がどこからどこまで続くかを示すものであり、物理的には垣根や塀、境界標などで示されることが一般的です。所有権界は個人同士の合意によって変更可能であり、土地利用の便益や状況に応じて変化することがあります。

また、所有権界とは別に「筆界」という概念も存在します。筆界は、土地が登記されたときに法的に定められる公法上の境界であり、国家によって区画されたものです。所有権界は土地所有者同士の合意によって変更できますが、筆界は変更ができません。そのため、一般的にこれらの境界は一致していますが、過去の所有者同士の合意の上での分筆登記手続・所有権移転登記手続などにより、筆界と所有権界が異なる場合もあります。