代償分割とは、遺産相続などの財産を複数人で分ける際に、一人の相続人が財産を受け取り、他の相続人に代償金を支払うことで清算を行う遺産分割の方法です。 代償金は民法に定められている法定相続分に応じて配分計算を行います。不動産などの現物資産の場合、代償分割は現物分割よりも比較的公平に遺産分割ができます。また、共有名義を避けることができるため、トラブルの未然防止策としても有効です。ただし、支払う代償金額が大きすぎると代償金を受け取る相続人に対して贈与税が発生することもあるため注意が必要です。
関連ワード:現物分割、共有分割、換価分割
関連記事:兄弟姉妹で家を相続するときの問題とは?遺産分割の4つの方法と対処法